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SEO会社に任せたらアクセスが下がった「3大原因と事例」

「毎月30万円のSEOコンサルティング契約を結んだのに、半年後には検索順位が下落し、問い合わせが止まった」

嘘のような話に聞こえるかもしれませんが、これはWeb業界で頻繁に起きている「事件」です。藁にもすがる思いでプロに依頼したはずが、かえって状況を悪化させてしまう。経営者にとって、これほど理不尽で、怒りを覚えることはないでしょう。

なぜ、専門家であるはずのSEO会社が、サイトの価値を毀損してしまうのか。それは単なる実力不足だけではなく、Googleの進化と、古いSEO手法にしがみつく業者側の構造的な問題が絡み合っています。今回は、SEO会社に依頼してアクセスが激減した実際の事例と、その裏にある「やってはいけない施策」の正体を解明します。

Googleは「小手先のテクニック」を許さない

まず大前提として認識すべきは、Googleの検索アルゴリズムが、人間以上の精度で「コンテンツの質」を見抜けるようになっているという事実です。かつては、検索エンジンの裏をかくようなテクニック(ブラックハットSEO)が通用した時代もありました。しかし、現在は違います。

アクセスが下がった事例の共通点は、SEO会社が「Googleの理念(ユーザーファースト)」を無視し、「アルゴリズムの隙間」を突こうとしたことにあります。Googleはこれらを「スパム」と認定し、ペナルティを与えます。順位が下がるのは不運ではなく、ルール違反に対する当然の罰則なのです。

アクセス急落を招く3つの「悪手」

具体的に、どのような施策がサイトを崩壊させるのか。代表的な3つのパターンを解説します。心当たりがないか、契約中のレポートを確認してください。

1. 品質の低い被リンクの大量設置

「外部サイトからのリンク(被リンク)が多いほど評価される」。これはSEOの基本ですが、ここに大きな落とし穴があります。かつてのSEO業者は、自社で保有する無数のダミーサイト(リンクファーム)から、顧客のサイトへ人工的にリンクを貼る手法を乱用しました。

現在でも、格安のSEO業者はこの手法を使うことがあります。「外部リンク対策」という名目で、全く関連性のない海外のサイトや、自動生成された意味不明なブログからリンクを貼るのです。Googleはこれを「自作自演の不自然なリンク」として即座に検知します。その結果、ドメイン全体の評価が下げられ、検索圏外へと飛ばされる「手動ペナルティ」を受けることになります。一度ペナルティを受けると、回復には膨大な時間と労力を要します。

2. 粗製乱造された「文字数稼ぎ」の記事

「コンテンツSEO」という言葉が流行して以来、増えたのがこのパターンです。「とにかく記事を増やしましょう」「毎日更新しましょう」と提案され、1文字1円以下のような安価なライターやAIに大量の記事を書かせる手法です。

これらの記事は、キーワードを詰め込んだだけで中身がスカスカだったり、他のサイトの情報をツギハギしただけだったりします。Googleは「ヘルプフルコンテンツアップデート」などを通じ、こうした「検索エンジンのためだけに書かれた、役に立たない記事」を徹底的に排除する動きを強めています。低品質なページがサイト内に大量にあると、サイト全体の評価が足を引きずられる形で低下します。「記事数は増えたのにアクセスが減った」という場合、この「低品質コンテンツの量産」が原因であることが大半です。

もし、現在のSEO対策に不安を感じている、あるいは業者からのレポートの意味がよく分からないという場合は、私たちにご相談ください。技術的な監査を行い、御社のサイトがGoogleから正当に評価されているか、リスクを抱えていないかを診断します。

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3. リニューアル時の「移行ミス」

これはSEO会社というより、SEOの知識がない制作会社による「人災」です。サイトリニューアルの際、URL構造が変わったにもかかわらず、適切な転送設定(301リダイレクト)を行わずに公開してしまうケースです。

これにより、これまで培ってきたGoogleからの評価がすべてリセットされます。ユーザーが旧URLにアクセスしても「404エラー(ページが見つかりません)」が表示されるため、機会損失も甚大です。また、テスト環境の設定(noindexタグ)を解除し忘れたまま本番公開し、検索エンジンがサイトを認識できなくなるという、笑えない初歩的なミスも後を絶ちません。これらは防げるミスであり、プロとしてあってはならない失態です。

そのレポートは「成果」を語っているか

SEO会社から毎月送られてくるレポートを見てください。そこに書かれているのは「検索順位」と「アクセス数」だけではないでしょうか。「特定のキーワードで1位になりました」という報告は、一見嬉しいものですが、それだけで満足してはいけません。

重要なのは、そのキーワードが「ビジネスの成果(コンバージョン)」に繋がっているかどうかです。誰も検索しないニッチな言葉で1位を取っても、売上には1円も貢献しません。悪質な業者は、成果が出やすい(しかし意味のない)キーワードで順位を上げ、契約を継続させようとします。

本来のSEOパートナーであれば、「順位」ではなく「流入の質」や「ユーザーの行動変容」について語るはずです。「どのページが、どんな悩みを持つユーザーを連れてきているか」「そこから問い合わせに至る確率はどう変化したか」。ビジネスの文脈で語られないSEOレポートは、単なる数字の羅列に過ぎません。

SEOは「魔法」ではなく「資産形成」

SEOに即効性のある魔法はありません。「来月から必ず倍にします」と約束する業者がいれば、それは詐欺か、危険なブラックハット手法を使うかのどちらかです。

正しいSEOとは、ユーザーにとって有益な情報を、検索エンジンが理解しやすい構造で提供し続けるという、極めて地道な作業の積み重ねです。それは、Webサイトという「資産」を育てる行為に他なりません。

CagraPROのアプローチは明確です。Googleの顔色を伺うのではなく、その向こうにいる「御社の顧客」を見ます。顧客が何を知りたいのか、どんな言葉で検索するのかを徹底的に分析し、それに答えるコンテンツと、快適に閲覧できるサイト構造を提供します。それが結果として、Googleからの評価を高め、息の長い集客を実現する唯一の道だからです。

安易なテクニックで一時的な順位を買うのか、それとも本質的な価値を高めて揺るぎない集客基盤を作るのか。もし後者をお望みであれば、私たちは最高のパートナーになれるはずです。もう、意味のない順位変動に一喜一憂するのは終わりにしましょう。

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著者:清宮 雄(株式会社カグラ 代表取締役) マーケティング、ブランディングおよび企業経営の領域において20年以上の実務経験を有する。国内外にてIT事業および教育事業を展開。